2017/10/19 21:25

2023年10月14日更新


現在イタリアでのアフリカ豚熱発生を受け、日本はイタリア産豚肉製品の輸入を停止しています。そのため当店も現在クラテッロをはじめすべてのイタリア産サルーミが欠品となっております。



イタリアの美味しい食材と言えば?

生ハム、チーズ、パスタやピッツァ、ワインなどなど


とここまでは皆さんすぐに出てきますよね。

 

美食の宝庫として知られるイタリア。でもまだまだ日本ではそれほど浸透していないとっても美味しい食材がたくさんあるんです!

今日はそんなまだマイナーな美味なる食材の中から、お取り寄せグルメにも大変おススメなイタリア産高級『生サラミ』をご紹介したいと思います。

 

◆生サラミとは?

 

もちろん誰もが知っているサラミという食べ物。スーパーやコンビニのおつまみコーナーにもよく置いてありますよね?

でも生サラミとなると、食べたことあるって方は意外と少ないみたいです。

 

イタリアの生サラミの歴史はとても古く、もともとはチーズや生ハムと同じく保存を目的に作り出された食材。
「鳴き声以外はすべて食べられる」と言われた豚は、貧しかった昔の人々とって非常に貴重な食材でした。

農作物が取れなくなる厳しい冬が来る前に潰した豚を保存がきくようにもも肉は塩漬けにし生ハムに、バラ肉はパンチェッタに、その他の雑多な部位の肉は細かく刻んで味付けをしたのち腸に詰め乾燥させたのがサラミの始まり。

 

もちろん冷蔵庫が当たり前にある現代では生ハムやチーズと同様、生サラミも保存食としてではなく、歴史が育んだ高貴な食材として扱われています。

 

 

◆一般的なサラミとどう違うの?

 

サラミというとどういうイメージがありますか?うまみはあるけどパサパサしててビーフジャーキーの大きい版?おそらく多くの方はそんなイメージをお持ちだと思います。


ロシア発祥と言われるカルパスなどを含めた日本で一般的なサラミは完全に乾燥をさせたり燻製をしたドライソーセージと呼ばれるもの。

水分がほとんど飛んでいる分旨味が凝縮してるので美味しいのですが、どうしても食感は硬めになります。
それに対してイタリアの生サラミはしっとりとした生ハムや生肉のようなうまさがあるものが多いんです!

生サラミも乾燥の工程を踏んでいますが、中心は生ハムのようなしっとり感。それでいて長い時間をかけゆっくりと熟成をさせたものがほとんどなので、程よく水分を残しながら肉のうまみが凝縮されています。

 

 

◆初めてのお取り寄せ生サラミにもデル・ポーはおススメ!

 

イタリアでは生ハムやソーセージ、サラミなど、食肉加工品全般をSalumi(サルーミ)といい、その中でもサラミは土地の数だけ種類があるといっても過言ではないほどバリエーションが豊富にあります。

 

私も非常にたくさんの美味しいイタリア産サラミを食べてきましたが、今日ご紹介するのはそんな私がイタリア産生サラミの中でも一二を争う美味しさではないかと思っている『サラミ・デル・ポー』です!

 

世界的にも名を馳せる豚肉加工専門メーカーLEVONIが作るこのサラミ・デル・ポー。名前の通りイタリアで最も大きな川『ポー川』の流域が原産。

 イタリア国内で肥育された上質な豚肉を赤身と脂、絶妙の比率で挽き、ワイン、胡椒などのスパイスを練り込み天然腸ケーシングに詰められ熟成してあります。肉が詰められたケーシングは一本一本手作業で紐を縛るという丁寧な工程を経て作られるこだわりの逸品。


しっとりと柔らかな口当たりに凝縮された肉の旨味。程よい熟成香はあるものの臭みは無く、ピリッとブラックペッパーのアクセント。

ワインのおつまみにはこれ以上の物はないのではないかと私は個人的に思っています(笑)

 

 

 

 ボジョレーやノヴェッロといったワインの新酒が美味しい季節。イタリア産の最高級生サラミを肴に楽しむなんていかがですか?