2024/08/31 12:16

モルタデッラは、日本では「ボローニャソーセージ」とも呼ばれる、イタリア・ボローニャを代表する伝統的なシャルキュトリー(食肉加工品)です。
ベルベットのようになめらかな舌ざわりと、肉の旨味、脂の甘みが調和した優しい味わいが特徴で、イタリアでは古くから親しまれてきました。
今回は、モルタデッラの歴史や特徴、本場イタリアでの食べ方、保存方法まで詳しくご紹介します。




モルタデッラとは?

モルタデッラは、イタリア北部、エミリア=ロマーニャ州の州都ボローニャ発祥の加熱ソーセージです。
厳選した豚肉を非常に細かいペースト状にし、そこへサイコロ状にカットした脂身を加え、天然の香辛料で風味付けをして作られます。
日本では「ボローニャソーセージ」と呼ばれることもありますが、本場イタリアのモルタデッラは、きめ細かな食感と上品な香りが魅力。イタリアを代表するシャルキュトリーのひとつとして、世界中で愛されています。



モルタデッラ・ディ・ボローニャ I.G.P.とは

ボローニャで伝統的な製法により生産されたモルタデッラには、I.G.P.(Indicazione Geografica Protetta:地理的表示保護)の認証が与えられています。
「モルタデッラ・ディ・ボローニャ I.G.P.」は、原料や製法、製造地域などについて厳しい基準が定められており、本場の品質と伝統が守られています。
この認証は、ワインやチーズと同様に、その土地ならではの食文化を守るための制度です。


モルタデッラの製法

モルタデッラの製法は、イタリアの中でも非常に独特です。
厳選した豚肉を専用の機械で非常に細かいクリーム状に挽き、そこへ豚の脂身の中でも特に珍重される喉の部分の脂身をサイコロ状にカットして加えます。
塩と天然の香辛料で味を調えた後、腸詰めにし、乾燥した空気を用いた特殊な窯で時間をかけてじっくり加熱します。
こうして作られたモルタデッラは、他のハムやサラミにはない、なめらかで上品な食感を持つようになります。

モルタデッラの味わいと特徴

モルタデッラ最大の魅力は、ベルベットのようになめらかな舌ざわりです。
しっとりとした食感の中に、肉の旨味と脂の甘みが広がり、ほのかに香るスパイスが全体を優しくまとめています。
塩味は比較的穏やかでクセが少ないため、生ハムやサラミが苦手な方にもおすすめです。
また、他のシャルキュトリーとの相性も良く、盛り合わせの一品としても重宝されています。

本場イタリアでの食べ方

イタリアのサルメリア(ハム・チーズ専門店)では、モルタデッラは注文ごとにスライスし、切りたてを楽しむのが一般的です。
なめらかな舌ざわりや、ほのかに香るスパイスの風味は、切りたての状態が最も豊かだからです。
現地では、焼きたてのパンに挟んだり、チーズとともに前菜として楽しんだりと、日常の食卓に欠かせない存在となっています。

モルタデッラのおすすめの食べ方

モルタデッラは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にお使いいただけます。
・ワインのお供としてそのまま
・クラッカーやパンと合わせて前菜に
・チーズとともに盛り合わせに
・パニーニやサンドイッチの具材として
・サラダやパスタのトッピングとして
特におすすめなのは、焼きたてのフォカッチャやチャバタに挟むシンプルな食べ方。モルタデッラ本来の香りと旨味を存分に味わうことができます。

モルタデッラの保存方法

モルタデッラは繊細なシャルキュトリーのため、開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。
スライスしたモルタデッラは空気に触れることで風味が変化しやすいため、ラップでぴったりと包み、冷蔵庫の温度が低い場所で保存するのがおすすめです。
本場イタリアでも、モルタデッラは切りたてを楽しむものという考え方が一般的です。

モルタデッラが変色するのはなぜ?

モルタデッラを保存していると、表面の色がくすんだり、少し茶色っぽく見えることがあります。
これは主に、空気に触れることによる脂肪や色素の酸化が原因です。
良質な脂身を多く含むモルタデッラならではの自然な変化であり、品質に問題があるわけではありません。
ただし、強い酸味のある臭いがしたり、ぬめりが出たりした場合は、食べるのを避けてください。

まとめ

モルタデッラは、イタリア・ボローニャの伝統が息づく、世界的に愛されるシャルキュトリーです。
ベルベットのようになめらかな食感と、肉の旨味、脂の甘みが織りなす優しい味わいは、切りたてでこそ真価を発揮します。
ぜひ本場イタリアの味わいをご家庭でもお楽しみください。

当店では、イタリア・ボローニャ産のモルタデッラをご用意しております。ぜひ一度お試しください。