2017/06/17 17:30

2023年10月14日更新


現在イタリアでのアフリカ豚熱発生を受け、日本はイタリア産豚肉製品の輸入を停止しています。そのため当店も現在サラミマントヴァーノをはじめすべてのイタリア産サルーミが欠品となっております。



マントヴァーノ・サラミとは


このサラーメ・マントヴァーノ、直訳すると『マントヴァのサラミ』

イタリアのサラミの名前で典型的な、地名がそのまま名前に付いたサラミです。

そのマントヴァがあるのは、イタリア第二の都市ミラノを有するロンバルディア州の南東部。三方を12世紀に作られた人工湖に囲まれた都市で、その美しい街並みから観光にも人気の都市です。


ヴェルディが作曲したオペラ“リゴレット”の舞台である事や、シェイクスピアの悲劇“ロミオとジュリエット”にも登場する事で有名。


そんな歴史と文化の色濃いマントヴァは、古くからサラミの熟成に最適な気候を持つ土地としても名を馳せ、現在でも様々な食肉加工品が生産されています。


そのマントヴァ郊外で、伝統的な製法を踏襲しながら、最新の衛生設備で豚肉の加工品などを生産するのがカッシナーレ社。

イタリア国内で飼育された品質の高い豚肉を厳選し、自社で屠殺。昔ながらの製法でひとつひとつ手作業で丹念に熟成させています。




マントヴァの特産品でもあるこのサラーメの特徴は白カビをまとわせながらの2ヶ月程という短い熟成期間による柔らい食感。ソフトな口当たりながら、粗めに挽かれた肉のフレッシュ感と凝縮された旨味、若い生ハムのような程よい熟成感が存分に楽しめます!


味付けも塩、胡椒、そしてフレッシュなニンニクのみと非常にシンプルながら、その土地の気候から与えられた風味はどこかミルキー。チーズを思わせる味わいも感じられます。


熟成期間が短い分塩気も穏やかで、食べ飽きず、口の中でゆっくりと、いつまでも噛んでいたくなるような、まさに止まらない美味しさ(笑

産地の近いグラナパダーノやパルミジャーノレッジャーノチーズに合わせたり、イタリアで作られるシャンパーニュ製法のスパークリングワイン、フランチャコルタに合わせるのも贅沢です♪

もちろんそんなに気取らない白ワインや、ランブルスコなどの軽やかな赤ワインとも相性抜群!


イタリアのスローフード協会が歴史ある伝統と品質保護の観点から、その食材の重要性を認めて指定する重要保護食品“プレシーディオ”にも認定されているマントヴァーノ・サラミ、もちろん量り売りでのお届けです!ぜひ一度ご賞味くださいませ♪