伝統を守り作られるスペインを代表するチーズ

フランス国境からほど近い、スペインのバスク地方とナバラ地方の北西部で作られている羊乳が原料のセミハードチーズ。
イディアサバル(IDIAZABAL)という名前はバスク州中央部の山と渓谷に囲まれたとある村の名前に由来しているそうです。

原料となるミルクはラチャ羊またはカランサナ羊といった土地の羊の無殺菌乳のみを使用し、凝固剤も仔羊のレンネットを使うなど、厳しい製造規定を守り造られています。

凝乳し始めたミルクを円筒形の型に流し込みプレス。固まったものを塩水に漬けて塩味をつけます。しっかりと水分を抜いた後一定の温度と湿度で約6ヶ月間熟成されます。

長期の熟成によって水分の抜けたイディアサバルはほどよい堅さで脂肪分が高く、酸味や羊乳独特の濃厚な風味があります。軽い辛味も感じられるチーズの生地はとてもしなやかで、こくと深い風味もあります。

イディアサバルにはスモークしたタイプとしていないタイプがあり、当店のイディアサバルは燻製を施したタイプでスモーキーな香りがたまりません。
かつては台所の薪火の煙で自然に燻製されたのがきっかけと言われており、現在はサクラやブナのチップを使って裏表24時間ずつ、計48時間低温で燻製させています。

おつまみに、またはおろしてサラダなどにかけて食べるのがおすすめです。
個性のあるチーズなので他のチーズと一緒に盛り合わせてもGOOD
コクのあるドライな白ワインやフルボディの赤ワイン、シェリー、ブランデーにもよく合います。

※こちらのイディアサバルチーズは最少100グラム単位の量り売り通販です。
100グラム購入の場合はカートに1個、200グラム購入の場合はカートに2個入れてください。

原産国:スペイン
原材料:生羊乳、塩、乳酸菌/レンネット、卵白リゾチーム、保存料（ソルビン酸k、ナタマイシン）